▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽ 8年目ゲームクリエイター・ムーブメント研究! ハ マ る 仕 掛 け を 作 る ! 第6回 「スクリーン・デンシティを高める!」 2004/05/17(mon) release 配信元:ゲーム開発能力向上委員会 http://www.n2gdl.net △▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△ ─────────────────────────────────── もくじ 1・ごあいさつ 2・スクリーン・デンシティを高める! 3・編集後記 ─────────────────────────────────── ■1・ごあいさつ ─────────────────────────────────── 新しく登録して頂いた方、はじめまして。 ゲーム開発能力向上委員会、委員長の新田です。 このメルマガはゲーム業界8年目の私が、 ・これからゲーム業界に入ろうとしている人 ・ゲーム業界に入ってまだ日が浅い人 ・また「人をハマらせるもの」作りに興味のある皆さん に向けて、情報発信することを目的として発行しています。 また、ムーブメントつながりでビジネスモデル構築やマーケティング理論、 心理学、NLPなどにも非常に興味がありますので、これらの 「人をハマらせる」技術も、あわせて発信していきたいと思います。 どうぞ宜しくお願いします! ─────────────────────────────────── ■2・スクリーン・デンシティを高める! ─────────────────────────────────── こんにちは新田です。 もっと気軽にメルマガを書こうと思う最近です。 ネタ帖見ながら「うーんうーん、今回はこれかなあ…いやこれも捨てがたい」 と頭をかきむしりながらネタを選ぶ時間がもったいないので(笑)。 簡単なネタでもどんどん紹介したほうがいいですね。 ●デンシティ = 密度 今回は画面密度の話です。 画面密度=スクリーン・デンシティというわけです。 みなさんはピンボールをやったことがあるでしょうか? バカにするなって? 失礼しました。 ピンボールはモノにもよりますが、すごい密度で役が並べてありますね。 その中を銀色のボールが高速で跳ね回ります。 ボールが通過したり、倒したり、触れたりが一定数に達すると役が揃います。 揃った役によっては、 その後の役の点数が2倍・4倍・8倍になったり、 ジャックポット(大当たり)が出たり、 跳ね回るボールの数が増えたりと、 役のかけ合わせでガンガン点数が増えていくようになります。 点数が8倍のときにジャックポットを取れば、高得点!! そんなときにもうひとつボールが出てきた。 画面がすごくにぎやかになって、ガンガン点数が上がっていくぞ…。 これはすごいことになっている! おおっ、これは掛け算ゲームデザインじゃないか!! …と、今回は別にピンボールの面白さの説明ではなくて、 画面密度の話でしたね(笑)。 ●動くもの 人は動くものに注意を払う傾向があります。 この端的な例として、セサミ・ストリートに出てくる「オスカー」という ゴミ箱に住んでる緑色のキャラがいますね。 セサミ・ストリートは子供にアルファベットを教えたりする番組ですが、 「オスカー」が出てくる場面では教育効果が薄まってしまいました。 動きが速く、口や手をやたら動かし、しゃべりまくり、しかも 手にいろいろなものを持っているオスカーのほうばかり見てしまい、 アルファベットを見てくれてなかった、というわけです。 人は動くものに自動的に目の照準を合わせてしまうんですね。 これを利用して、例えばなにかのメニュー画面に行ったとき、 カーソルが「ここを指してます」という動きをしたり、点滅したりすると、 人はそこに注目するので、わかりやすいインターフェイスになります。 また、画面上にある重要なものは、動かたり光らせたりして注意を 引き、プレイヤーを誘導できます。 ここまでは、誰でもなんとなく使っている効果だと思います。 さらに焦点を絞って考えてみましょう。 もっと! 画面の密度を上げます。 人は、動きのあるものに集中しますが、その集中度をさらに上げる 方法があります。 ・動きがとても速い ・動くものの数がかなり多い こういうものがある画面に対して、人は「面白い!!」と感じるほど 集中します。 たとえば「スタークラフト」のメニュー画面は、メニューがシュッ! と すごい速度で左右から出てきます。 これだけで面白い。何回もやってしまいます。 「ワイプアウトXL」のメニュー画面も似たような効果で、これも 何回も意味なく画面を行ったり来たりして、その動きを楽しんでいました(笑)。 動くものの多さ。 これは、ゴチャキャラゲームが一時期隆盛を誇った時代があるほど、 人の目を引く効果があります。 呉ソフトの「ファーストクイーン」から始まって、最近では 「エイジ・オブ・エンパイア」などのRTS(Real Time Strategy) ですね。 とにかくところ狭しとキャラクタが動き回り、それを見ているだけで 楽しい。 最後にゲームではないですが「板野サーカス」。 これはアニメ監督の板野さんが「超時空要塞マクロス」で編み出した、 煙を引きながら飛ぶ大量の誘導ミサイルが敵を追う姿を、カメラアングルを ダイナミックに変えながら見せる戦闘シーンを言います。 このシーンを生み出したおかげで、板野さんは超有名人です。 板野サーカスでは、「速く」「多く」が両方使われていますね。 2つを合わせる事で、画面の速さと量の密度は最高潮です。 ということで、この「動くもの」はインターフェイスのデザインから ゲームのシーン作りまで、幅広く人を惹きつける効果として使うことが できます。 ─────────────────────────────────── ■3・編集後記 ─────────────────────────────────── 「速く」「多く」を使った究極のアクションゲームを作りたいですね。 それも、めっちゃカッコイイ戦闘ものを。 ひとつアイデアはあるのですが、10年くらい前に考案して お蔵入りになったままです。 ところで、サイトでの特集「これをヒントにゲームを作れ!」いかが でしょうか? 見ていただけてますか? 特にビジネス書籍からのゲームデザインヒントは、毎週何冊も読んでいる ビジネス書から良質なものを抜き出した独自のものなので、けっこう自信の ある選書です。ぜひ参考にどうぞ。 あと、まだまだ追加の予定です。 本だったらオススメしたいのがたくさんあるので、どんどん増やして いきますよ。 ↓↓↓ ここから今すぐどうぞ! ↓↓↓ http://www.n2gdl.net/ あと最近出ている本で 「こんないい本があるよ。みんなに紹介したほうがいいよ!」 というのがありましたら、ぜひぜひ教えてください。 ↓↓↓ じゃあ教える! ↓↓↓ info@n2gdl.net ということでまた次回! ─────────────────────────────────── ★★★★★★★★★ 相互広告・相互紹介大募集中 ★★★★★★★★★★★ 新創刊メルマガや部数に関係なく相互広告希望の方は下記のお問い合わせま でご連絡ください。 多くの皆様のお問い合わせお待ちしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●お問い合わせ・感想はinfo@n2gdl.netまで ■発行・編集:ゲーム開発能力向上委員会 ■COPYRIGHT (C) 2003 STUDIO N2LAB. SOLE PROPRIETORSHIP. ALL RIGHT RESERVED. ■URL:http://www.n2gdl.net このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して 発行しています。配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000129560.htm ■無断転載は禁止いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |
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