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 ハマるしかけを作る! 8年目ゲームクリエイター・ムーブメント研究!
 第75回 「エモーション・コンビネーション」 2005/09/26(mon)
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 ゲームのしくみの新田です。

 最近ジンギスカンの店が続々と出店されてますね。
 流行っているんでしょうか?

 といいつつ、毎週のようにジンギスカンに行っています(笑)。


 こういう流行って、どこから発生するか、気になりません?


 行く立場からすると(この視点、大事です)、


「あそこのジンギスカンうまかったなー!」

「うまかったねえー!」


…数週間後


「最近ジンギスカンの店、多いね」

「そうだね」

「また入ってみる?」


みたいなところから始まりました。


 一度おいしいなと思うと、また行きたくなるんです。


 そういう「また行こうポイント」みたいなのがあるんですよね。


 これって、面白いゲームを作る時の発想と繋がるんです。


 詳しくはまた後日。

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■エモーション・コンビネーション
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 私は「感情が動くから、ゲームは面白いのだ!」とよく言います。


(じゃあどうすればゲームは面白くなるのか? …というところはレポートで)


 これに関連して、私はふと思いました。


 ゲームの面白さとはゲーム性が高ければ高いほどいいとは限らず、
どんなゲーム的でないものであっても、それが感情を動かすものであれば、
それは「面白い」と言われるのだ、と。


 例えば「ファイナルファンタジー」なんか、ゲーム機で動きますけど、
全然ゲーム部分なんか少ないわけです。
(まあ、ゲーム部分はありますけど、だいぶおまけっぽい)


 それでも面白い面白いと言われて、何百万本と売れますよね。


 それは、あのムービーや映像のクオリティの高さが


「おおっ! さぶいぼが立つくらいのクオリティだ!」


と、感情を動かすからなんです。


 感情を大きく動かすすごい映像があるから、見たくて売れる。

(私はFFの発売日を「すごい映像祭りの日」と呼んでいます)



 それから、ソニーのPS関連のCMがありますよね。

 あれは、ゲーム画面を出しちゃいけない、というルールがあったそうです。
(今はもう違うかもしれませんが)


 ゲームって主観的なものですから、それを客観的に映像で
見てもそんなに面白くない。

 要するにプレイしないと本当の面白さは分からないわけです。


 だからソニーは、PS関連のCMを「やって面白い」ものではなく、
「見て面白い」と思うものに変えたんじゃないかと思うんです。
(やって面白い、と感じてもらうには、プレイしてもらうしかないですから)


 任天堂はかたくなにゲーム画面を出して面白さを伝えようとして
いましたけどね。


 ゲーム画面を出さずに、ゲームとは別のイメージで「面白そう」と思わせる。


 これは一部のゲームファンに、ソニーはゲームの本質的な面白さでなく、
単にマーケティング的な手法でゲームを売っていると思わせました。


 そしてそれは実際そうだと思います。


 ゲームの面白さとは関係なく、ゲームが売れる状況を作ったわけですね。
 だから見た目がよさそうなものとか、メーカーがプッシュするものが、
優先的に売れたわけです。

 CMがヒットゲームを作り出したわけですね。


 私がここで言いたいのは、こういうことが良いとか悪いとか
いうことではありません。


 感情に惑わされず、ただの「事象」として見て下さい。


 そうすると、これらはすべて「感情」を大きく動かしたほうが
非常に有利になった、ということがわかりますよね?


 そうなんです。


 「これが売れるのはおかしい!」と思ったことって、よく考えると
今までと違うところで、大きく感情を動かされたポイントが
あったりするんですよ。


 私がここで思うのは、ゲームはもともと能動的にプレイするもので、
それが今までになく感情を大きく動かすことができていたということ。


 とすれば、もっとこの「感情を大きく動かす」事象と、
「感情を大きく動かす」ゲーム性を組み合わせれば、
相乗効果的にゲームは面白くなるのではないか? と思うわけです。


 つまり、ゲーム性+ゲーム以外の「感情起動」。
(ちょっと表現が難しいでしょうか?)


 世の中、ゲーム以外でも感情を大きく動かすことはあります。


 それをゲームに持ち込めば、もっともっと! 面白くなるのでは?
ということなんです。


 FFはある意味それをしているのですが、ゲーム性と映像が
結びついていません。

 映像では大きく感情が動くのですが、ゲームは…という状態なんですね。


 もっとゲームと映像、いや映像に限らず、感情を大きく動かすものと、
ゲームを組み合わせたら…と思うわけです。


 あなたのまわりに、ゲーム以外で感情を大きく動かされるものは
ありませんか?

(続く)

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■編集後記
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 ジンギスカンって、昔、モンゴル帝国の戦士が、あのかたちの鉄兜で
肉を焼いて食べたから、その名前がついたらしいです。


 このあいだ食べたジンギスカンは、鍋が鉄兜でなく、北海道のかたちに
なってましたけど(笑)。


 ちなみに、新宿のここがおいしいです(東京以外の方スミマセン)。
 一度お試しあれ!

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 やはりまとめて勉強したい! という方が多いようです。


 ゲーム開発をしたい! という方は、やはりプログラムができる方が
多いのでしょうね。

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 ということでまた次回!

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ゲームのしくみ ラインナップ
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■バックナンバー
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 バックナンバーはこちらで見ることができます。

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心理学、NLPなどにも非常に興味がありますので、これらの「人をハマらせ
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